鎌倉ヤマガラ日記

鳥の話はあれども野鳥観察日記ではない似て非なるもの

鳥の行動

移動する者・踊る者

鳥たちは遠く移動する、海原や大陸、高い山脈の頂きをも超えて。 小動物も移動するものの、その距離は限られているだろう。 植物たちはほとんど根付いた土地から移動することはない。 移動したければ、子孫である種子を風や鳥たちに運んでもらわなければなら…

スイカズラ

庭の南西側の一画にスイカズラが繁茂している。 もともとはツツジが生け垣のようにして植えられていたのだが、一時バラのアーケードにしていたのが途絶え、そこに今度はスイカズラが根を下ろし、やがて繁茂した。 ツツジも生きて花をつけるが、私はツツジが…

窓辺の実験室5月11日 aspect report

季節が春らしくなったかと思えば、もう夏めいてきて、今日は光化学スモッグ注意報。 季節の変わり目でもあるし、今までの実験結果の一部(一側面)をまとめておく。 下の図は、2月12日から5月10日までの、総キーつつき数と赤色LED側へのキーつつき…

「正答」と「ほぼ正答」の間

窓辺の実験室の実験パネルでは例えば右キーと左キーがあって、右LEDと左LEDがあるわけだが、右LEDが点灯しているときには右キーを押す(つつく)ことが「正答」で左キーを押すことは「誤答」であり、また、左LEDが点灯しているときには左キーを押す(つつく…

窓辺の実験室3月31日

AirTerm(nc) + Hangouts(VariedTit) + ClavisKeyboard on Android Tablet (AirTermに表示されているのは、実験制御しているArduino Megaとのやりとり) 今日は年度最終日。 明日からは新年度。 瞬く間に過ぎていく日々。 外は雨。 ヤマガラが窓辺で雨宿りし…

感覚モダリティの連動と乖離

タイトルが重々しいが、それほど突っ込んだことを書くわけではなく、ふと気づいたことを書くだけだ。 感覚と言っているのはファッション感覚のような感覚ではなく、視覚、聴覚、触覚、味覚などの感覚であり、大雑把に言って、その感覚の種類がモダリティ(様…

GIFアニメ版てのひらヤマガラ

ブログに簡単な動画を記事の一部として載せるためにいちいちYouTube経由というのも面倒かなとGIF版にしてみた。 一枚の画像のサイズ制限があるらしいから、以下は5MB以下にしたものだ。 大きなサイズのままなら元の動画の画質が維持されるので、そちら…

窓辺の実験室(3)

何と呼ぼうか少し迷ったが、「実験パネル」ということにした。 「実験箱」とすると閉鎖した箱のイメージになり、窓の透明パネル一枚を隔てて外と内になっている、そういう「界面」interfaceにしたかったので「箱」では望むイメージにはそぐわないし、Communi…

窓辺の実験室(2)

違う日の写真だが右側遠くに居るヤマガラはおそらく同一個体手前のシジュウカラは大きさがやや異なるようなので別個体か 窓辺で野鳥を相手に実験的な試みをしてみようかと思ったとき、考えていたことが幾つかあった。 (1)開かれた空間 実験室というか実験…

春騒ぎ

強い風にヤマガラたちも何処かに避難したのか、朝早く一、二羽が掌にヒマワリの種を取りに来たきり羽音もしなくなった。 春騒ぎ吹きつけてくる白詰草たちの上 先日気づいたことなのだが、水仙らしい葉が昨夏繁栄を誇った金蓮花などの枯れた中から伸び上がっ…

立つ鳥・飛ぶ鳥

「飛ぶ鳥跡を濁さず」は本来は「立つ鳥跡を濁さず」だったと何処かで読んだ気がするが、出典は知らない。中学生の頃だったか国語の授業で「たつチョウセキをにごさず」と読んだ奴が居て、「なんでそんなふうに読む?」と教師に聞かれ、「鳥」と「跡」の間に…

枝にまぎれて

昨夜の雨で地面が濡れていた。 生温かい空気に春の匂い。 生きるということは時間をくぐるということなのかなと思う。 強い風に揺れる枝に鳥たちが蜜を吸いに来る。 今日の蜜はどんな味がするのだろう。 ヒヨドリ メジロ シジュウカラ 雨上がり春が匂うと鳥…

窓辺の実験室(1)

またしても思いついて、思いつくだけならまだしも性格なのか即実行してしまうことが多くなった気がする。 現在、日本では野鳥を飼育することは禁止されている(鳥獣保護法)が、それは「捕獲」を中心にした考え方のようだ。いずれにせよ、学術的研究という建…

冬の向日葵

冬一月だというのにまた向日葵が咲いて、今回は数日咲いたままでいる。暖冬異変のせいではないと思う。 こんな恵まれない季節に咲かせた責任は私にある。いや、正確には、私とヤマガラにあると言うべきか。 日頃与えているヒマワリの種をヤマガラがつついて…

小首を傾げる

「小首を傾げる(こくびをかしげる)」という言葉があるが、この「小」は英語で言うならslightlyのようなもので、「首を傾げる」程度がそれほど大きくないことを示すのだろう。「小」があってもなくてもそれほどの意味合いの違いはないように感じるのだが。 …

ヒマワリの種も色々

前にヤマガラがひまわりの種をくわえて振り、音を聞いて良い種を選んでいるのではないかということを書いた。 そのとき、こうしてみたらどうだろうかと思ったことの一つが下のようなことだった。 つまり餌を並べて選んでもらい選好を知るという単純発想(た…

てのひらの鳥

庭に来るヤマガラたちが私の手に飛び乗ってヒマワリの種を啄むようになってからまだそれほどの時が経っていない。飛び込んでくる者と警戒して途中でとんぼ返りしてしまう者とが半々。それもよし、野生を忘れるな。しかし、それにしてもヤマガラは実に人懐こ…

種を聞き分けるヤマガラ

前にヤマガラがヒマワリの種を嘴にくわえて首を前後に動かし音を聞いて種を選んでいるようだということを書いた。 もしかしたら知られている事実なのかもしれないと軽くネットで検索してみたが、それらしいものを見つけることができなかった。 ヒマワリの種…

ヤマガラのパーカッション

体系的、つまり、システマティックに書いてはいけない。それほど体系的にものが書けるわけでもないのに最近よくそう思うのは職業的性格への反抗心のせいだろうか。気楽に考えもせずに(時には自堕落なほどに)書くことも大切なのだと思う。そういう、言って…