鎌倉ヤマガラ日記

鳥の話はあれども野鳥観察日記ではない似て非なるもの

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バード・フィーダのリス対策あれこれ


そもそものきっかけはヤマガラを庭で見たことだった。
その時は、何の鳥であるかわからずに居た。
キジバトとスズメがよくやってくることは鳴き声からもわかっていたのだが、この鳥のときは「違う小鳥も来るのか」と思った程度で、だからどうだということではなかった。
繰り返しになるかもしれないが、私はバードウォッチャや愛鳥家というカテゴリに入ったことがない人間だと思っている。

この地をしばらく離れている間に荒れた庭を少しはマシな状態に戻そうと庭仕事をしているとその鳥がときどきやってきた。
その何度かの来訪で、ふと、撒き餌をしてみようかとつい出来心を起こしたのだが、それからが色々大変になる。
よくある話。
よくある話なのだが、それはヤマガラのちょっと小首をかしげてこちらを見るその表情のせいだったのかもしれない。
その経緯を今まとめて語る余裕はないのだが、要するに「生き物を相手にする」ということは人間を相手にするのも含めて色々起伏のあることだということだ。

 

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写真は今現在、庭の雑木に吊ってあるバードフィーダだ。
少しずつバリエーションがあるのは、工作上の気まぐれやそもそも有り合わせの廃材をあれこれ組み合わせて作るので、同じものはできっこないからである。
それに、私は、どこかで、「ヴァリエーションがあることが徐々に進歩につながるのだ」という、「進化論」だか「学習」だかに関連すると思われる基本発想を信じているところがある。
完全なる最終版も良かろうが、不完全な当座版もあながち駄目なものとは言い切れない。

しかし、今、この3個のフィーダは基本構造は同じだ。
全体は雑木の枝から吊り下げてあり、上から、屋根部分、餌桶部分、水桶部分の3つから構成されている。
この形になる前、屋根部分は丸い平らな板だけでプラスチックの略円錐形の屋根はなく、また、水桶もなかった。
そうやって、スズメはもちろん、ヤマガラやシジュウカラなどがやってくるようになり、運動もかねて餌桶に餌を入れるのが朝の日課になったのだが、ある日、フィーダに来る鳥をビデオ撮影していたら、スクリーンの右上端に何かが動く。

 

Squirrel, clever or silly?

 

それがこの部分拡大ビデオだ。
もともと枝から吊り下げたのは、この辺りに多いタイワンリスが鳥と同様に植物の種を好み、鳥の分まで貪欲に平らげてしまうのを防ぐためだった。
それがしばらくは成功していた(雑木の葉が生い茂っていたおかげであったのかもしれない)のだが、冬も近づき、伸び過ぎた枝を切り落とした結果、フィーダが枝の上から丸見えになり、また、アクセスもし易くなってしまったのだろう。
「こいつめ!」と思いはしたが、悪賢さというべきか、この引っ張りあげ行動にはいささか感嘆せざるを得なかった。
市はタイワンリスを外来の害獣として駆除する方針だが、そのリスの行動も生存のための努力として評価すべきなのかもしれない。
ともあれ、理屈抜きで「参ったな」と思った。

だからといって、それで引き下がるわけにはいかない、というわけで、多少の邪魔になるように滑りやすく取り付きにくいようにプラスチックの丸屋根を付け、それでも、引っ張りあげられたら、それほど邪魔にもならないかもしれないと考え、「引っ張り上げにくくする」ためには重くすればいい!という単純発想。
けれどただ重りを付けたのでは余りにリス対策構造になり過ぎる。
では、鳥たちに餌だけでなく餌の側で水をも供給することにもなるならいいか。
というわけだ。

以来、梁上ならぬ枝上の君子殿には申し訳ないが、どうやら引っ張り上げるには重すぎるフィーダーは安泰であるらしく(それもまたイツナンドキまた乗り越えられないとは限らないのではあるけれど)。
まあ、知恵比べして、こちらが裏をかかれるたびに新しい手を考える、そういう「交流」のあり方もありか。

生存はどちらにとっても闘争なのだ。

 

(2017/01/10)

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