鎌倉ヤマガラ日記

鳥の話はあれども野鳥観察日記ではない似て非なるもの

紫陽花の葉の上で

 

まだ咲かぬ紫陽花の若い葉の上で小さな蝸牛が死んでいた。

生きているのかと触れようとしたとき、風が吹いて葉が揺れ、土の上に落ちた。

既に乾いていた。

束の間の緑の葉先に少しの間だけ生きた蝸牛。

なぜ死んだのかはわからない。

 

 

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   紫陽花が 蝸牛の骸 束の間ばかり支えける

 

 

 

 

 (2018/06/18)