今年の正月も浅間山を見ることができる場所にいた。
いつもは高崎市内の大きな陸橋の上から見ていたのだが、今年はもっと近づいてみたいと思った。
一番上の写真は高崎周辺から、一番下の写真は甘楽郡からのものだ。
倍率は固定なので、山の大きさが山との距離を教えてくれるし、次第に人工物が減っていくのもわかるかもしれない。
最後の写真には人工物は写っていない。
撮影地点は素晴らしい場所だった。
畑が広がっている丘陵。
住宅地ではないので、住めるようにすることは容易ではないのかもしれないのだが、ただ絶景に打たれていた。
鎌倉にも自然はあるし、私の住んでいるところは山の近くなので適度な自然には親しむことができる。
しかし、こうした広大な風景と見比べれば、鎌倉など玩具箱か、狭い土地に観光資源や住宅がびっしりと張り付いていて、下手をすればゴミ箱のようにさえ見えてしまう。
私は先祖の残した土地を捨てて移り住むことを真剣に考え始めていると思う。
先のことは分からない。
様々な要因が絡みあう未来は予測することが困難だ。
しかし、人間はその多様な要因を選ぶことはできる。
一つずつ選び続けて道を作るのだ。
(2019/01/17)