鎌倉ヤマガラ日記

鳥の話はあれども野鳥観察日記ではない似て非なるもの

庭の概念

春刻

オオアラセイトウは鎌倉の何処にもある。我が家の荒庭も例外ではない。 落ち来るや花の気鬱の酔い暫し さざれ石の我先に行く春活火山 桜林をカーペンターズが駆けぬけてゆく 春宵や遣(や)らずの雨の一頻(しき)り いつの間にひととせは過ぎまた花を見む …

木瓜(ぼけ)の花

しばらく書くこともないとしておきながら、これは書いておきたいと前言を翻す。 書くこともないと書いたのは、ここしばらく、ある懐かしいプログラミング言語をまた使いたくなってリハビリ中で、それに時間を取られて余裕がないと考えてのことでもあったのだ…

庭を見せなさい、そうすれば

庭とその主との関係について少し前に書いたのだが、 英国の作家・詩人の The Garden That I Love という本の中に、こんな名言があることを今日知った。 Show me your garden and I shall tell you what you are. -- Alfred Austin (私訳) あなたの庭を見せ…

野にあるような庭を作ることはできるのだろうか

生花の世界では「野にあるように」花を生けるという行き方がある。 そのことは私がまだ高校生だった頃からずっと頭の片隅にある。 華道を嗜んでいたわけではなかったが、奈良の親戚に遊びに行った時、その床の間に生けられた茶花を見たのがきっかけだった。 …

花の季節

昨日は半夏生だったのか。 「花の季節」と言ったら、それはおそらく春のことなのだろう。 しかし、花が咲くのは春だけに限ったことではないし、新緑の頃にもさまざまな花が咲く。 おそらく、日本では「花」は桜で、それゆえ「花の季節」は春になり、それから…