一段落した酷暑、そして、台風の大雨。
恐ろしき大自然の脅威を目の当たりにすることの多い今年。
人間の力の及ぶ範囲は実に小さいのだと感じる。
花を見たくて植えているオクラが育ち、美しい花を次々に咲かせると、その結果がやってくる。
毎日見ずに、うっかり見逃すとオクラがすぐ大きくなり過ぎてしまう。
大きくなりすぎれば硬くなって食に適さなくなる。
適切な時機というものを思い知ることになる。
トマトはもうだいぶ実をつけたので、最近は実が少なくなったのかもしれない。
そんなとき、今年植えたばかりの無花果の若い枝になった実が色づいてくる。
「実」というべきか「花」と言うべきか、花は実の中だ。
上は最初の収穫だけれど、まだ幾つも実を付け、今日も二つ収穫した。
こういう甘い果実に動物たちが気づく前に収穫する癖がつきそうだ。
自然に対する感覚がかってなかったほど複雑で葛藤に満ちたものになりつつある日々。
(2018/09/07)