鎌倉ヤマガラ日記

鳥の話はあれども野鳥観察日記ではない似て非なるもの

春刻

オオアラセイトウは鎌倉の何処にもある。我が家の荒庭も例外ではない。 落ち来るや花の気鬱の酔い暫し さざれ石の我先に行く春活火山 桜林をカーペンターズが駆けぬけてゆく 春宵や遣(や)らずの雨の一頻(しき)り いつの間にひととせは過ぎまた花を見む …

風の中の水仙

水仙が咲いていた。 豪華絢爛と咲く花ではないし、場所は庭の片隅の日陰。 そもそも誰かが植えたのか、あるいは私が土を移動した時に土の中に隠れていて、それが芽を出して成長したのか、それはもう分からなくなっていた。 それでも去年よりも背が伸びた気が…

木瓜(ぼけ)の花

しばらく書くこともないとしておきながら、これは書いておきたいと前言を翻す。 書くこともないと書いたのは、ここしばらく、ある懐かしいプログラミング言語をまた使いたくなってリハビリ中で、それに時間を取られて余裕がないと考えてのことでもあったのだ…

塩害の後の一ヶ月

2018年9月末の台風24号はきっと私の記憶に長く残ることだろう。 それが滅多に無いほどに強力な台風であることは事前に知っていた。 南側に空き地ができてしまったので、南風はもろに吹き付けると考えていた。 それなりの準備もしていたが、それ以前に…

過ぎていく日々

もう一ヶ月も経ってしまったのか。 本当に瞬く間に時間は過ぎるものだ。 浅間山の見える土地を探しに群馬に数日行っていたせいもあるけれど、荒れ庭のそこここに静かな変化が続いていたのに今更ながらに気づく。 3種類のクレマチスのうち最後に咲いた釣鐘形…

3種類のクレマチス

ホームセンターで見かけて、出来心で買ってしまったクレマチス3品種の花がやっと揃った。 上の方の、ここしばらく咲いている紫の蕊のものが鉄線で、蕊部分が白か薄緑のものが新たに咲き出したものだ。 写真の下の方に咲いているのがそれだ。 花弁まで薄い緑…

花咲けばこそ夏

そう、とうとう、播いた年にヒルザキツキミソウが咲いた。 野の花だといえば野の花なのだが、以前住んでいた辺りの散歩道の土手に群生していたのが忘れられずに、性懲りもなく毎年種を播いては花を見ず、翌年に幾許か咲くだけだった花だ。 昨年播いたのが今…

オクラの朝とクレマチスの昼下がり

何故、オクラの花言葉は「恋の病」なのだろうか。 その花が、一日、いや、数時間しか開いていない、命の短い花だからなのだろうか。 それとも、恋に窶(やつ)れた人の細くなった指に実が似ていたせいか、時機を逸すると食べられないほど硬くなる実を嘆いて…

かすかな木陰で

久しぶりに快晴の日だった。 快晴であればこそ、そこここに出来た僅かばかりの木陰が麗しく思え、そこにある花たちが尚のこと美しい。 むやみに書き連ねるのも気が引けるけれど、かすかな木陰にあって美しいと思った花を記憶(いや、記録か)に残しておきた…

晴れの日の花たち

まだ西日本では大雨が続いているのだろうか。 少なくとも河川の氾濫や浸水家屋のニュースは続いている。 谷あいの「谷戸」だらけの鎌倉も他人事ではない。 私が中学生の頃だったか集中豪雨ですぐそばの畑に市の山の、それこそトラック大の大きな岩が二つほど…

雨のクレマチス

曇り空でまとまった雨も降らない天気だと書いていたら、夜中には結構な量の雨が降った。 でも、今は小降り。 強雨だと、トマトの実が落ちたかもしれないと思って朝方に見に行くと無事。 今朝は8個。毎日こうだと素晴らしいのだが。 雨のせいかキュウリも急…

雨降りのような日

西日本は大雨だと聞くが、こちらは曇り。 ささっと降ってきたかと思うとまた止んでしまう。 はっきりしない。 私の発案した風力発電風車(?)の試作品が、昨日からずっと発電した電気でIt's a small worldを鳴らし続けている。 それほど風はあるのに、雨が…