鎌倉ヤマガラ日記

鳥の話はあれども野鳥観察日記ではない似て非なるもの

ゲンゲが咲いたシロツメクサが咲いた

 

ゲンゲが咲いた

シロツメクサが咲いた

ただそれだけのこと

ただそれだけのことなのだが

 

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でもただそれだけのことではない

シロツメクサは野を模した庭一面に広げられた絨毯

ひと冬を越したものでないと咲かないと聞いていたから

冬が過ぎ春が来るのを

そしておそらく五月が来るのを待っていた

一面のシロツメクサが花をつけたら庭が白い絨毯の部屋になる

 

雨が降っている間にゲンゲが咲いていた

強い雨のためか見つけた花はもう散りかけていたけれど

ゲンゲの葉がそこら中にあるからゲンゲも絨毯になるだろう

この「庭」には蓮という字が付く植物が少なくても三種類

睡蓮 金蓮花 そして 蓮華草

 

足の踏み場もなく広がったシロツメクサとレンゲを踏まずに歩くことは難しい

でも踏むのなら

その強さを信じながらも

そっと踏むだろう

あなたたちのために広げた夢なのだから

そっと踏んで

夢が力を増して伸びていくのを眺めよう

 

 

 

(2017/04/21) そう言えば木蓮もあったのだが木蓮はもう花期を過ぎてしまって忘れていた
      私はきっとこれから花期を迎える花しか覚えていられないのだろう