さくらのわいん
忘れていたローズアメシスト
流れた時のように
澄んで透明になり
きっといつか
あなたの唇が濡れて微笑むのを見ることがある
満ちた時
過ぎていく酔い
花のようにはらはらと散る
たったひと雫の恋を
浮かべたまま
いつまでも眺めていた
こんな少しのワインでもう酔ったのですか?
(2017/05/01)